キー坊の木


毎日山の入り口まで犬の散歩に行く

気に入っている大木があるのだけど、 

そこに行くまでの道は悪い

草や棘や蔦をかき分けて、斜面を降りる

前夜、猪に耕された地面はボコボコしている

というわけで、しばらく大木のところには行ってなかった

今日はキー坊の木のところに行こうと娘に誘われ

道をかき分けていってきた

キー坊の木と名付けたのはワタシらしい

全然覚えてないけど、言ったかもしれない

久しぶりにみたキー坊の木は虫に侵食されているのか

皮がはがれてきていて、歳をとった感じがした

帰り道、娘はキー坊の木は長老さんで

あそこはおへそなんだよ、と言っていた

一度では意味が理解できなくて、質問してみると

あの大木がこの森の中心でこの山を作ったんだよ、

という意味らしい

何かで読んだ本の影響もあるみたいだけど

幼児の頃、心配になるほど口数が少なかった彼女は

言葉を話さないものに心惹かれるのかなと思った朝

ちなみにキー坊とは、

ドラえもんの映画に登場する植物の王子みたいな彼のことです